「誠に申し訳ございません。こちらへどうぞ。」
名前を告げるとオフィスの奥の方から支店長と思しき人が出てきました。大手銀行のとある支店で昼間に手続きにしたのですが、捺印に不備があったとの連絡があり印鑑を持って再度訪店したのです。
腰は直角、頭から迫る。
私を出迎えた支店長と思しきその人は腰を直角に曲げ後頭部が見えるほどに頭を下げています。
頭から迫る「直角謝罪」から案内されるままに奥の席に座ると、何度も頭を下げながら捺印箇所を私にさし示し、次から次へと印鑑を押させます。私はイラつく隙もなく書類を書き終え、帰り際にタオルとサランラップを持たされて店を出たのです。
心理戦は通用しない?
相手との「交渉」や「ポジション」について世間で語られる内容は様々であり必要以上にペコペコ謝る必要はありません。しかしながら、上のほうからアプローチされる人たちの中で、腰が低く謙虚な人より尊敬できる人に私は今まで会ったことがありません。
とてつもない実力や人脈を兼ね備える人ほど腰が低い。これは私の実感です。あなたが謙虚に腰を低くしてアプローチするべき本当の理由はここにあるのです。
★稼ぐビジネスパーソンはお願い上手★
忙しい人への頼み方~6つの鉄則
鉄則1「5分だけ」と伝えオフィスや出先に「出向く」
断られるケース:あなたの会社やオフィスに来てもらう。断られる理由 :移動時間が無駄なうえ参照資料や作業環境がない。
鉄則2:「電話」が先でメールは後
断られるケース:長い要件をメールで送り付け電話で追いかける。断られる理由 :長い文章を読むのは面倒でそんな時間はない。
鉄則3:「中身と理由」が先で「体裁」は後
断られるケース:焦って資料の形式や提出期限の話ばかりする。断られる理由 :アウトプットや体裁ばかりにこだわる「使えない人」は主旨を理解せずに丸投げするので相手にすると大変。
鉄則4:「相手都合」が先で「自己都合」は後
断られるケース:いきなり本題に入り自分の都合をごり押しする。断られる理由 :「お忙しいところ有難うございます。」の一言もなく上から押込む人は顧客にも気が利かず「稼げない人」と察しはつく。
鉄則5:「平日の11:00~17:00」に「電話」
断られるケース:自己都合で朝9時前後や夕方以降に電話する。※例外有断られる理由 :朝一は自分のことに集中しており夕方以降は予定があるから。特に休み明けの朝一番や休日前に連絡があるときは概ね週末を相手のために費さなければならないと予測がつく。
鉄則6:高圧的な態度や政治的な圧力は無意味
断られるケース:役職や相手の上司を盾にごり押しする。断られる理由 :会社のために稼ぐことに集中しており上層部からはそれなりの信頼を受けているため他の人は眼中にない。そのようなやり方をする人に貸し借りなどなく、関わるだけ時間の無駄。
実るほど 頭を垂れる 稲穂かな。 あなたを応援しています。 by isso
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