具体性について
あなたの日々の計画や行動はとても具体的で現実的なものです。
なのになぜ組織においては具体性を欠いた計画や目標が受け入れられてしまうのでしょうか。
そもそも企業は「稼ぐ」組織であるべきなのに構想や概念といった逃げ口上を語る人々の話と、
素晴らしく具体的で生産的なあなたの話を並列もしくはそれ以下として認識される場合があります。
~現場はどこだ~
事件は会議室ではなく現場で起きている。警察におけるキャリアとノンキャリアのやりとりはこれが現実なのかもしれません。しかしあなたが携わっているのは国の機関でなくビジネスです。
あなたの現場はオフィスであり、工場であり、会議室であり、商談の場であり、店舗であり、出張先であり、農場であり…というより全てです。マネージメントやプロデュースといった言葉を軽々しく語り、中身もゴールもない構想や概念で総意を得るやり方に私は賛同しません。
具体性と行動ですべてを語れる人に、あなたはなるべきです。
★プロの口ぐせ~共感を生む語りの秘訣★
その1:「たとえば・・・」分かり易い事例を語る。
その2:「以前に・・・」自身の体験談を語る。
その3:「やってみたら・・・」成功や失敗談を語る。
【過去の実体験から】あなたと、私自身への警鐘
「それはいいから、お客さんはなんて言ってる?」某社の支店長から毎週の定例の際に必ず聞かれていたことです。契約数、人数、ランキング、グラフ、エリア販売状況等々、当時私が重要だと考えていた分析情報をさて置き、週末に現場で拾ったバラバラで統一感もないお客様の生の声を、とっとと聞かせろ、ということなのです。あれから10年経ちました。あなたはいま、マーケットの尋常ではない変化を肌で感じているでしょうか。これから先、現場に立ち、肌でニーズを把握することを怠るオフィスワーカーは、いよいよ絶滅する。いますぐオフィスを飛び出しましょう。~プロデューサー~
「コーヒーの入れ方が違う。」コンセプトを考え、コピーとロゴをデザインし、ビジネスパートナーと設計図を描き、関係者をプレゼンで魅了し、有力者やプロフェッショナルの協力を仰ぎ、関係者の誕生日にお祝いをし、地道に集客とPRへの協力を依頼し、デカい旅行ケースを持って売るための商品を調達しに海外へ行き、値段を決めて、説明文を書き、スタッフのために夜食を準備し、10万個ある商品の間違えたラベル部分に訂正シールを10人がかりで貼り・・・。これが、私の知ってる、プロデューサー。
具体的であれ。
あなたを応援しています。
by isso
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