2015年8月3日月曜日

【会社員のリーダーシップ❶】部下を引っ張るリーダーの3つの現場行動


「お前が買ってきた、このアボガドが堅すぎる。」

あなたは職場でごみ捨てやトイレ掃除、シュレッターの紙屑回収、お茶入れなどの基本業務に対応すべき必要性に迫られているでしょうか。

100人を超えるような規模の会社では分業化が進んでいるため、場合によっては入社した時から「それは委託先のお仕事」という恵まれた職場にお勤めの方も多いかもしれません。

このような環境では誰もが快適にビジネスに集中できるうえ、各々が自分の仕事に注力することができるため非常に効率的です。しかしこのような環境が、実務経験が乏しく劣等感に苛まれたリーダーやマネージャーを輩出するとしたらどうでしょうか。

やってこなかったリーダー vs やっている部下


私は最近、実体験が乏しいと思しきマネージャーが、部下や後輩に舐められているのを何度か目にしています。

冒頭は私のボスによる私の買出しへの指摘ですがボスによる私への‟細かすぎる文句”はまさにマネージメントの真骨頂といえるでしょう。

舐められてしまうのはもちろんお互いに問題もあるのでしょうが、相手の気持ちや仕事の捉え方が雑だと、部下や後輩には「やってこなかった」ことなどすぐにバレてしまいます。

 


劣等感はやることでしか解消されません。


「やらない蓄積」による劣等感や自己嫌悪は、あらゆる論理を以てしても排除することはできません。しかしこれを唯一挽回できるのが「いまからやる」ことなのです。役職や年齢を盾にチームを支配するのはやめましょう。そして目の前の小さなことに貢献し、真のリーダーとしてチームを引っ張りましょう。



★尊敬されるリーダーはドブをさらえ!★

経験不足を挽回する3つのアクションとその理由



action1:あなたも職場の備品を買出しに行く。


☞これを「やらない人」は一般的に知られたお店の名前を出して「買って来い」と曖昧な指示を出し続け、永遠に信頼を勝ち取ることはできない。

☞これを「やる人」はどの店のどのフロアのどの棚に何の道具がいくらで売っていてレジがどこにあるかを知り、駐車場から店内への導線、往復にどれくらいかかるかを推察し詳細な指示が出せるようになる。


 

action2:あなたも職場のごみを分別して捨てる。


☞これを「やらない人」は汚いと‟文句を言い”、いますぐ全部をきれいにしろと無茶苦茶な指示を出す。

☞これを「やる人」はその場所を‟きれいに使い”、1箇所をきれいにすると他が気になって全部をきれいにすることを知り、他の人にはまず1箇所からきれいにするよう指示を出す。

 

 

action3:あなたも職場の流しやトイレを掃除する。 


☞これを「やらない人」は汚くても他人任せで見て見ぬふりをし、水回りと運気の関係など信じない。

☞これを「やる人」は水回りをきれいにすることで気持ちよくお客様を迎えることができると知り、他の人には会社や職場から重宝されるので率先してやるべきであると指南する。



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