2015年8月4日火曜日

【会社員の人材育成術❶】クレーム対応~頑張る若手への4つの指令


仕事で敗北しませんでした。

働かなかったからです。

 

人間関係で失敗しませんでした。

人の輪に入らなかったからです。

 

彼の人生は完全で、そして最悪だった。 

アルフレッド・アドラー(著:小倉広「人生に革命が起きる100の言葉」より)


「申し訳ありません。自分が情けなく#〇□△」ある金曜日の夕方、その後輩は自分に責任を感じて泣きながら電話をしてきました。月末の支払手続きに漏れがあり強烈なお叱りを頂いたようです。

当然ながら目の前のことに全力で突っ込む若手は重宝されます。なぜならこの過程で起きたさまざまな‟ハプニング”は学びのチャンスであり、これを繰り返すことで成功へと近づくことができるからです。

しかしここで一番重要なのは「やってしまったときの切り替え」です。誰かの人生に迫る重大な危機を回避するのでもない限り困ったことなど起きません。スピードが速く量が多い仕事に頭から突っ込む社員は会社の宝です。‟やらかし”を上手にフォローし頭を切り替えて次へ向かいましょう。

★リーダーは突っ込む若手を次へと向かわせろ★

やってしまった部下・後輩へ出すべき3つの指令


指令1:「事実を把握」し「3つの策」を報告しろ。

☞いつ、どこで、だれが、何を、どのように、どうしたのか、起きた事実を詳細に報告させましょう。ここで重要なのは事実報告させることです。人はついつい嘘をつくのでだれが何を言ってどうしたのか、この事実を徹底して突き詰めることが重要です。事実を掌握したら3通りの解決策(結論)を出させましょう。


指令2:ウジウジ反省する前に、とっとと元気にやれ。


☞事は急を要しています。顧客やパートナーが求めているのは反省ではなく解決する行動と誠意です。謝罪が必要であれば今すぐ菓子折りを持って謝罪に向かわせましょう。反省や自己嫌悪へ逃げ込むのは助けてくれる関係者への背信行為です。


指令3:事の顛末と結末をよく見ておけ。

☞ダラダラと叱っても全く効果はありません。何がどのようになってこうなったのか、他の人しか知らない顛末や結末も合わせて見せることが重要です。

 

指令4:これも過ぎゆくもの。次も笑顔で突っ込め。

☞目の前に注力し今までのことは忘れましょう。あなたの部下の仕事が大統領や救命医でもない限り、そうそう困ることなどこの世にはありません。ひとしきり頑張ったら笑いましょう。

人生は喜劇です。

「やらかした話」ほど共感を呼び笑えるものはありません。

いま真剣にやればやるほど、後にそれは強烈な面白さを醸し出すのです。


困ったことなど起こらない。 あなたを応援しています。 by isso


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